儒家と墨家について

まず儒家について。「仁」と「礼」は孔子が唱えた主な2つの要素である。「仁」は他人と同じように遇することを指し、「礼」は「仁」を実現する手段である。「君子」とは自覚的に「仁」の実現を志す、リーダーの資質を持つ人物であるべきだとした。この素質とは、血統や身分ではなく、後天的修養によって身につけられるものとした。この後「仁」を重んじる思想は孟子に伝えられてゆき、「礼」は旬子や卜子夏によって後の法家へと結びついていく。
次の墨家は儒家の差別愛を批判し、「兼愛」「非攻」「尚賢」を唱え、新たな社会集団、平等主義を掲げた。下層、技術者集団の巨子集団で「庶」主体の小都市防衛を目指した。